7/3 ゼミ発表 A班3回目
A班は3回目の、前期最後の発表でした。
B4
祐川牧子「沖縄におけるRC造のヴァナキュラー化」
[発表]沖縄のRC造の住宅の三類型(米式住宅・ピロティ型・拡張型)を紹介
それぞれの平面を見てみると機能分布的にはかなり異なって見えるが、伝統的なプランを引き継いでいるともいえるのではないか
ヴァナキュラー化するとはどういうことかを明らかにしたい
[質疑] 誰がどれくらい類型化を行っているのか、自分で明らかにする範囲は?
伝統的なものの粘りというのは、必ずしも家族の事だけでなく儀礼的なことや外部的なことから決まることも多いだろう
夏にぜひ現地に行って実測してほしい
M1
笠巻優也「町場の工務店・専門工事業者の組織体制と実態に関する研究」
[発表] 松村秀一氏作成の住宅生産気象図を紹介
工務店ごとの年代ごとの構法の差異を明らかにした研究の紹介
聞き取りによる相模原・座間エリアの大工と工務店、各種工事業者による住宅生産の概略について
[質疑] 時代ごとの工務店とゼネコンの勢力図などの大きな味方でざっくりととらえることなのか。
身近なところから、関係する業者がどのように生きているかをドキュメンテーションすると、何かわかることがあるのではないか
M2
吉野歩「武蔵野新田における江戸-東京移行期の動向からみる短冊状地割の変容と明治期以降の市街形成に関する研究」
[発表] 前回の発表で質問の出た、短冊状敷地の地番の振られ方を見て、江戸時代の初期景観を復元
江戸初期からの百姓の階層分布の変化と地割の変容を照合させる
大正末期になると面的開発、線的開発が行われるようになる
[質疑] 百姓の階層の変化というのは単純に所有している土地の大きさと対応しているのか
江戸時代に土地の集積とあるが、基本的に土地の売買は行われないはず。実質的な支配という意味なのか。
土地が統合されて大学の敷地になったり集団の宅地開発が行われることは土地を追うことから明らかにできるが、零細に割られた土地のままのところの住宅地開発についてはどのようにみていくのか。
今回出た質疑や課題をもとにして今のうちにやるべき作業を整理をして、夏にガンガン作業ができるようにしましょう!!(自分に言い聞かせているようですが。。)
M2 さとうあやな