0524 A班ゼミ発表

B4の上原です。

 

今日のゼミはB4二人とM1一人とM2一人の発表がありました。

以下議事録です。

 

 

 

 

■M1 相川敬介

 

「デザインサーヴェイの系譜と方法論の伝播について」

 

デザインサーヴェイとはアーバンデザインにおける基本的な方法の一つを指す用語

environmental survey(環境調査)の一環をなすと同時に、そのヴィジュアルな側面を集約するもの

 

図面からサーヴェイの変化をタイプ分けして変化の流れに迫る

 

既往研究の成果

図面表現(断面図、平面図など)が製作者の意図・考えを表している

図面から当時の民家の様子がわかる

 

 

 

日本のデザインサーヴェイの特徴 社会学者が関わらない

アメリカでは社会学建築学の学生が共同で行っていた

 

ロバート・ヴェンチューリ

方法論を探すべく、記号論的調査を行った

 

デザインサーヴェイの背景

近代建築のピークが過ぎる→真空状態 1960~1970年代

何が得られるかわからないが、まちへ出て現場でリアルなまちに触れて独自性を模索

その後(80年代以降)実践にはつながらなかった

 

他の国での戦後、近代のムーブメントを探してみるのもいいのではないか

 

 

 

■B4 大野竜

 

創発-Emergence-について」

 

創発」とは取るに足らないものが集まることにより「個体の集合」以上の意味をもつこと

単なる部分の総和にとどまらず、単純なものがかけ合わされることで複雑なものが生み出される

例:アリのコロニー

 

ある空間や場所における人間についても同じように考えられるのではないか

→想定されているプログラムとは異なって発生してしまったプログラムなど

 

 

 

創発:偶発的 ⇄ 軍隊:絶対的な命令

 

魅力的な空間では創発が起こる

 

去年のサブゼミのC班を参考にするとよいのでは

 

 

 

■B4 馬振鈺

 

「スラムの現状」

 

スラムの種類

1.インナーシティの貧困

2.海賊版都市化…誰も所有していない土地を占拠する無断居住者

3.不可視の借家人

4.最下層民の外縁部

 

今後の研究

スラムの拡張を抑制できた国とそのスラムの特徴を調べる

建築面でスラムの住環境を向上する方法を調べる

 

 

 

発展途上国でのスラムの形成

資本主義国が発展途上国の資源を搾取

     ↓

発展途上国の農民は農業をやっていけなくなり都市に流入

     ↓

スラム人口が増える

 

スラム問題を解決する手立てを考えている建築家や都市計画家の手法を調べてみるといいのでは

 

貧困層の救済を考えているのか、それともスラムの住環境の改善を考えているのか?

−スラムの住環境の改善を考えていきたい

 

 

 

■M2 今進太郎

 

「都市膨張過程のグリッドへの意志

-旧東京府郡部におけるグリッドの多様性に着目して-」

 

今回のゼミでは大田区のグリッド分布

①グリッドの抽出

定義:直行格子状道路に4面接して形成される矩形ブロック2×2以上のまとまりをつくるもの

②形成時期の推定

土地整理事業の完了時期や地名、規模から形成時期を照合

 

分布

・年代別

・街区密度

・地形図

 

 

 

耕地事業整理の図面を見つけて対応させたらよいのでは

 

今回の太田区でグリッド分布を抽出する作業を他のエリアでもやってみると全体像が見えてくるのではないか