2016/10/12 ゼミA発表
今日はM2男性陣三名、アメリカ帰りのB4一名の発表でした。
大山直人「東京近郊におけるエスニックタウンの研究」
[発表]
・グローバリゼーションのよる人や物の移動は、都市の変容を強いる
・「新華僑」などによる在日中国人が増加し、居留対象地として中華街ではなく新宿や池袋などに集住するようになった
・大久保エスニックタウンと池袋チャイナタウンの歴史的背景を踏まえた比較
・ 「東京中華街構想」
・エスニックタウンを目的にしない人であってもその場所を訪れる可能性が必然的に高くなっていくべき
[質疑]
・大久保エスニックタウンに人口が流入したのはなぜか
・チャイナタウンになぜストリートカフェやランドマークを設置する必要があるのか
・グローバリゼーションによっておこる何に対して興味や問題意識を持っているのか
・外国籍の人々がやってくる理論や、それによりその場所が段々中華街的な場に変遷していくことの、どちらに興味があるのか
・「東京中華街構想」は新しい計画なのか?移民同士の横のつながりを踏まえた上で、日本人の流入を促すことにどのような意味があるのか
・まちに溶け込みつつ都市に入り込むことの意義とは
門間翔太「近代日本の復興過程から戦後建築史の再考-住生活の扱いを中心に-」
[発表]
・牧紀男先生インタビュー内容
・自助、共助、公助についての整理
・原形復旧という形で、災害対策基本法より先に手が施される
・阪神淡路後、住環境に対する行政支援への反感→「生活再建支援法」の成立、このことは近代復興の強化と言えるのでは
[質疑]
・タイトルはなぜ住生活なのか?住環境?
・牧先生の仮設住宅は復興の前段階であり同義ではない、という意見に対しどう思うのか
・復旧は国費を使うが、新しく堤防をつくるなど災害前より状況を更新することは復旧とは言えないのでは
・事業用仮設、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法、災害復興公営住宅、などはどこが担保しているのか。国交省?厚労省?
小見山滉平「大宮駅東口における人の生活圏と土地・建物所有、商店の関係」
[発表]
・駅の設置の経緯と、それに伴う工場の開設によって街がどう変化したか
・20世紀後半における産業・資本の変化、大宮高島屋・大宮西武百貨店・長崎屋の流入による所有の変化
[質疑]
・既成市街地の中にどのようにして百貨店が流入していったのか
・昭和43年に様々な場所で土地の分割が起こっているが、なにかあったのか
・宿場町沿線の建物自体の奥行きはわかるのか?建物先行型分割ならば、建物のエンドラインで土地を分割した可能性がある
弓削多宏貴「1960年代から1980年代にかけて行われたデザインサーヴェイに関する研究-社会風潮の中の建築家の言説・取り組みに注目して-」
[発表]
・日本戦後思想を通し、デザインサーヴェイを考えていくためには3つのキーワードが浮上「個と都市を繋ぐ“中立の因子”の探求」「新たな伝統論の胎動」「有機体化されつつある都市の再構築の方法」
・1967付近における雑誌の記載内容は、都市のプロジェクトか住宅のプロジェクトが多数だが、これらはユートピア的か超需要的な状況にあり、神代の言説からそれらに対する問題意識が読み取れる
[質疑]
・デザインサーヴェイとメタボリズムの黒川紀章らの接続は正当なのか
・キーワード1つ目の中に、3つ目が含まれるのではないか
・50年代の民衆や人民という表現に対しての意思表明(ある種の踏み絵)に対し、人々がどう対応したのか
以上今日のまとめでした^^
明日はM1がB3向けの研究室説明会に挑みます^^がんばるぞー^^
M1中井