2017/04/27 C班ゼミ発表
今日からローテンションの開始です。
C班の4人と池田の姫君の発表でした。
池田薫「多摩川流域における流域都市の形成過程復元」
[発表]研究背景・目的・方法
・多摩川は他の東京を流れる河川と違い舟運があまり発達しなかった。そのため、明治期に始まる砂利産業による鉄道網の整備が多摩川流域の近代化の下地を作ったと言える。
・他の河川との比較により河川形状や立地から多摩川の役割を明らかにする。
・上流、中流、下流域における近代化による都市形成ではどのような差が見られるかを明らかにする。
・巨大施設が立地した場合の全国からの人の流入と生活空間の変化について明らかにする。また、農村だったころからの地主や農民が砂利産業へ転換していく過程を明らかにする。
[質疑]
・他の川との違う理由は?
→まだ調べ途中であるが、住宅などが建てられたことが原因ではないかという仮説が考えられる。これから、詳細に追っていく。
・なぜ砂利採取は垂直に鉄道が引かれたのか?
→コンクリートが大量に必要になっているため、上流から下流そして都心へ運ぶのでは。
・砂利鉄道は転用されていたのか
→旅客用に転用されているのが基本。線路の幅が違うので、作り直しが必要。
ものではなく、人で運ぶことになった。
・砂利はどこから取るのか
→川底から取る。また、その砂利採取の原因で穴が空き、危険という理由で別の用途に変換される。
図子雄亮
[発表]自分なりのグレーについて
・「ザハ・ハディド/ヴィトラ社消防署」
・「利休ねずみ」
・「ミハエル・ヴルーベリ/デーモン」
を事例に当てはめていく
[質疑]
・相対価値を相対的な見方をしてみれば。
・無彩色だけで構成したいのか?
→変化を自分自身に投影できるのはグレー。グレーはメタファー。いろんなことを取り込んでいきたい。感覚的なものを考えていきたい。
片山美樹
[発表]大船についての知見をまとめ、方向性の検討
・大船駅周辺のコンテクスト、再開発につい
・大船の商店会
・水害多発地域として
[質疑]
・現状の地図で田園都市計画の残りはあるのか
・田園都市計画と商店会との関係はあるのか
→田園都市計画が商店街の基本を形づけた
・水害対策の歴史を追うことで都市計画についてどのくらいわかるのか?
→調査中であるが、川の経路を変えたことは関係ありそう
富山大樹「大江新太郎の神社境内の設計理論/多賀神社境域改修(1926−32)での実践的適応」
[発表]上の本から大江新太郎の考えのまとめ
・3種の「悪い」境内の類型
・「神社境内の取扱方」について
・ゾーニングについて
・多賀神社造営誌の境内配置新旧比較
[質疑]
・新旧比較することで何に気づいたか
→社務所の機能が分化し、肥大化している。またその余地を舞殿を移動している
・どう大江がこの多賀大社を改築したのか。ex)幣殿が拝殿と同列の大きさになっているなど
→まだ不明瞭であるが、それは中庭を作りたかったのではないか。拝殿へ行き、図面を入手すること、聞き取りを行うことでリサーチしていく。
(機能の二重化していたのでは、、、とかとか)
河野紗輝
[発表]修論への枠組み
・横浜市全体の接収について
・先行研究
・研究目的整理
[質疑]
・接収によって開発手法が異なるのか
→解除された時代で違いが見られるのではないか
・本牧以外の地域の接収後は、同様に更地になったのか
→関内は建物だけ接収されたなどの事例はある
ついに今学期のゼミのローテーションが始まりました。
GW挟んでサブゼミ、次の班のゼミがどんどん始まっていくので、常に考えて参加して行きます。
また、個人的な意見ですが、
今回タイトルなしの人がたくさんいましたが、自分のレジュメにタイトルをつけた方がいいと思いました。そうすることで、今週なにをしてきたのか、何を考えていきたいのかなどが、体系的に整理されると思います。
「考えることをやめてはいけない」
いい言葉だとしみじみ感じています、、、
M1 寺内