2017.01.11 ゼミ発表

今日はM1二人の発表です。

 

■あっしー「小田急線沿線の都市組織の変容ー時間地図でみる東京郊外ー」

[発表]

・新宿から箱根までのリゾート地を結んでいる小田急線を対象とする

・郊外住宅地史の研究

ダイヤ改正と時刻表の変化

・鉄道敷設による所要時間の変化に伴う都市組織の変容、地価、商業施設の分布など

 

[質疑]

・ベットタウンの研究という点で、時間がどのように影響するのか

・時間地図という1つの尺度だけで、都市形成を判断することはかなり困難なのでは

・そこに住むという判断をするときに、ミクロにはかなり複合的な判断がされていて、マクロに見ればインフラと速度の問題は都市形成に大きく関わっている

・時間の関係で都市組織が変化したとは言えない

・都市組織の変容というよりは、郊外住宅地の膨張

・住宅販売の広告に関する、時間要素の重要度の研究

・鉄道沿線開発(向ケ丘遊園や箱根などのリゾート地)

・50年代の小田急線の葛藤をみるのはどうか

・運行変更のタイミングでどのような議論がされているのか(社史より新聞で観察するのが良い)

 

 

■あやちゃん「民間企業の埋立造成からみる都市の膨張の可能性ー1950~60年代に着目してー 」

[発表]

・戦後から高度経済成長にかけて内港の輪郭を位置付けた4つの埠頭を研究対象とする

・1950年の港湾法制定により、民間企業による埋立申請が可能になった

・50年代以降港湾の位置付けが変化されてきた

 

[質疑]

・位置付けの変化とは

・内陸部の都市との関係性を明らかにするのはかなり難しい

・純粋に港湾の作られるシステムを把握するだけでもおもしろいのでは

・江戸末期までの埋立と、明治以降の埋立は形態が異なるように見えるが、それは用途の違いか

・近代船舶が頻繁に運搬の出入りをする東京港湾において、その機能に順応するため入り組んだ形になったのでは

・港湾の形態がどのような理論で発生したのか知りたい