4.17ゼミ発表 B4

4/17(水)のゼミ発表の議事録です。

今回はB4の頭出しでした。

 

B4伊沢くん 「建築の理論と実践」

 

設計による理論と、建築のデザインの相互影響に興味がある

理論と実践を交えた a コンテクスト 60,70,80年代

          b オブジェクト 現代

a bc その他関連して考えたいこと

 

【議論】

 

漠然としている 建築論の中で興味があることは?

具体的な興味がある、理論と実践は?

 

a b を理解してc をどうしていきたいか、

 

実際にあったことを勉強していく目的

学んだことから 自分の設計の元となる理論を展開

 

コンテクスチュアリズムをなぜ持ってきたか?

コンテクスチュアリズムを勉強すれば、対象になるものに対しての基盤になるのでは?

先行するコンテクストに対して応えるものだけではなく、

都市に思考をなじませる、都市が先行していて それに従属するもの

 

 

 

 

 

B4しゅってぃー 「現代日本における教会」

 

日本の現代都市にシナゴーク(ユダヤの人々が集まって聖書を読み、祈りの場としての空間)をつくるにはどうしたらいいか。他の教会建築と日本との関係、またシナゴークとユダヤ人の宗教感、その空間のあり方などから追っていく。

 

【議論】

 

参考事例に海外のシナゴークが必要では?

日本のシナゴークが4箇所しかないのは需要的な問題?

 

なぜ宗教なのか?

集団の意識はどの時代でもある

その集団のモチベーションに興味がある。

共同体<多元性

 

 

 

 

 

B4津田さん 「建築における月について」

 

太陽から影響を受けた建築は多く見られるが

月から影響を受けた建築はあまり見受けられない 

 

【議論】

 

月から影響を受けたとは具体的に?

月を見るための建築。設計をする上での光 太陽光を基準に考えられている

太陽から影響を受けた建築(地理的な話)

月を見るための建築

 

太陽に感動したのか 太陽に関する作品に感動したのか?

作品内での太陽の効果によっての感動はあった

 

月を考えると建築の設計は変わるのか?

太陽の光線を入れるための窓で月が見れるのではないか?

 

文化的 宗教的な背景が投影されている月

見ることなどによる物理的 即物的なこと どちらか?

後者を構想

 

それだけでは薄い研究になってしまう

我らが知らない月に関係するリテラシーを文化として持っている人はいた。

月に関するリテラシーとともに考えていかないと、深みが出ないのでは

月に興味があるのなら、月について物理的なだけでなく多義的に研究していき

そこにどんなリテラシーがあるのかを考えていくべき。

 

 

 

 

 

B4小林さん 「日本におけるキリスト教がもたらした建築への影響」

 

歴史的にキリスト教の宣教師が日本に与えた影響は大きい。なのに日本にはキリスト教信者は少なく、教会の使われ方も多様。そんな日本における教会の変化をキリスト教が与えた影響とともに追っていく。

 

【議論】

 

なぜ宗教が面白いのか

→幼少期の経験 宗教の合理性に面白さを感じた

 

キリスト教を題材にして何を考えたいか

キリスト教がもたらした影響 都市スケールで考える。

 都市自体が新しいもの(キリスト教建築)を引き受ける際に、どんなメカニズムでどう発展していったのかなどを研究できる。

 

 

 

 

B4水原さん 「路地を考える」

 

そもそも路地には大まかな規定しかない。書籍や研究では独自の定義がなされている。路地の時間による形成、どのようにできているのか。また路地の魅力、スケール感といったものを含め、路地について研究していく。

 

【議論】

 

減少しつつある路地空間とは当人が好きな空間的なものか、それとも路地自体か

→空間的なもの

 

路地の反対は?

→計画的に造成されたもの

路地の定義は様々であるが、自分の中で路地の定義も明確にして、路地の空間性をどう残していくのかを考える。

自分の興味のある路地空間を見つけてから、そこを調査していくべきではないか。

 

 

 

 

B4えなり 「都市を断面的に見る」

 

都市の中の商業空間に興味があり、それを広く見た時に都市を断面的に見ることに興味がある。

デザインサーヴェイの資料から断面図の資料が少ない。断面がどう変化したのか、それに伴った都市の変化を二つのスケールから考える。

⑴地形的スケール

⑵身体に近いスケール

 

【議論】

 

立面図の方が、都市を群としてどのような変化をたどってきたかが理解しやすいのでは?

→立面は二次元におとされたもの。内部と外部のつながりは見えない。

興味がある断面空間をあげていくのではなく、都市の群としての変化に興味がある。

デザインサーヴェイの興味としてコミュニティをつくる空間は平面図でいい。知覚経験→断面図

生活を連想するもの→リビングや個室 これは近代的な考え方。

平面図で考えられるのは生活

断面図で考えられるのは生存

 

 

 

 

B4ぶーちゃん 「自由学園とライトの残した言葉」

 

 

自由学園とライトの残した建築。

自由学園は新しい教育を実現するために作られた学校

設計したライトは、この建築を設計する上でどのような思想や主張をもって取り組んでいたか、またその主張の背景のもとに生まれたものは何なのか。

 

【議論】

 

学校建築として、機能的に設計しているものはあるが、学校教育の概念に関わる設計をしているものはあるのか?

→機能的に設計しているものはある。実際に調査によって、ライトの思想が教育概念までに及ぼした影響があるのかを調査する。

 

 

 

 

B4チョンえー 「小さな秩序と大きな秩序」

 

多くの設計者が考えるそれぞれの秩序が集まって都市の秩序をつくっている東京は混沌と表現されることが多い。建築家の設計する上で、一つの建築を設計する裏で都市にうまく還元できるものとして構想している。それぞれが考える秩序が集まって都市のような大きな秩序をつくっているのではないか。また、それぞれの小さな秩序によってつくられた都市とはどのようなものなのか。

 

【議論】

 

なぜ調査するのか

→そこに違和感を感じたから

街に共通項を見つけるべき。小さな秩序が集まったものを事例として調査するべきでは?

青木淳 文じろう 十じろう

長坂常 商店街デザイン

ハーモニカ横丁

田町の飲屋街などがあげられる。

 

 

 

 

B4寺くん ❶「地元の商店街をどうにかしたい」 

    ❷「住人の意思で作っていく小世界」 

    ❸「屋根に対する違和感、屋根形状としての表層」

 

❶衰退してしまった、地元宮市の本町商店街。この商店街に対して自分の力で少しでもいい提案ができないか

❷街の人の意思を反映させながら地域の世界を作っていくことに関心がある。街の人の共感を得るイメージを生むことを可能にできるだろうか。

❸建築における屋根の存在感が大きい。過剰な屋根の形状で、人々は視覚的に認知する。この影響に無意識に操られているにでは?

 

【議論】

 

何が一番興味があるか?

→1か3

 

地元をどうにかしたいという寺くんの意思があるが、意外と商店街の人々はあまり困ってない

 

1の繊維工場の屋根から特異性を見出し、1ベースで3を組み込むのはどうか?

 

2 コード 正しさ 適正さ から考えられるが、最終的には意思決定がはたらく→政治的プロセス

3 家型の分析

  建築家の家型を分析する方法(方法の中の枠組み)

  外観とか家型に注目するのでなく、その内部の深いとこまで注目する必要がある。

 

 

以上、M1山下が担当しました。