9/27 ゼミ発表

B4の小論発表から1週間経ち今回はM2(古谷、中村、富山)の発表でした。

古谷優実「街区型集合住宅の面的開発に託された計画理念とその変遷について–内藤亮一を中心とするテクノクラートと横浜防火帯建築群に隠された計画理念に注目して–」

[発表]

街区型の集合住宅の面的開発に対して計画者の理念を見ていくことで当時の横浜をどのような都市として開発しようとしてきたのか。また実際の中庭の意義、使われ方の変遷を見ていく。

[質疑]

ハンブルグが第3章に出てくるがどう関係しているのか

・防火帯建築群の中で街区型はどのくらいあるのか

・中庭型、街区型は規模の問題なのか

・戦前と戦後のハンブルクで都市の見方が変わってくるのではないか

 

中村彩「戦後の東京港からみる港湾都市 品川埠頭」

[発表]

東京港の埠頭や港の性質から東京湾を再考することによって港湾空間の持つ海と陸の接続域から都市の関係性を見出し、品川埠頭に注目しながら東京を外側から語る。

[質疑]

・品川をやる理由はなぜなのか 臨港鉄道がない、品川が外貿の出発点、国際化の起点

・品川を対象とすることで東京湾のどういった側面を明らかにすることができるのか

東京港以外の港は機能特化しているものではないか

大井埠頭の流通で扱われるものは何なのか

 

富山大樹「1920-30年代の神社の社殿建築・境内環境の変容に関する研究 大江新太郎が手がけた多賀大社を中心に据えて」

[発表]

1920年代から30年代に大江による神社境内改修の模索が大きな画期をなすもの

と考え、大江の手がけた多賀大社住吉大社、日前国懸神宮をとり挙げそれらの社殿建築・境内環境の変容について神社史料を中心に扱い解明する。また1920–30年代の神社の制度や社会についても解明を試みる。

[質疑]

・大江の手がけた他の神社については大江がどのように関与したのか

・棟札は本殿以外にもあるのか

 

M2 あしたに