2017/07/20 ゼミ発表A班
春学期最後のゼミ発表でした。
A班4人(杉本、生沼、櫻井、古谷)によるゼミ発表の報告となります。
杉本まり絵「明治〜大正にかけての「宿」をとりまく環境について」
[発表]
・紀行文の分析、温泉との関係性
1886〜1923年 紀行文ブーム 昭和になり旅行雑誌の出現
・紀行文からの宿の分析 若山牧水『みなかみ紀行』と田山花袋『温泉めぐり』
温泉宿でも一泊なのか連泊なのかの違い 内湯と外湯:当時は外湯がポピュラーであった
[質疑]
・研究の中の位置付けはどこにあたるのか
→家、宿の関係は温泉が関係しているのではないか。
・かつての旅の種類として知人の家に尋ねることと温泉宿に泊まることがあった。扱う側の視点を見てみたい
・江戸時代の旅的なものはあったのか →寝具などを持って行かなければならないので簡単にできるものではなかった
・当時の湯治とはどのように行われていたか
・旅の当時の状況を細かく追っていけるのか
生沼千里「建築材料における劣化現象から建築を計画する」
[発表]
・劣化症状と劣化現象のまとめ
・劣化原因と劣化外力 劣化外力:環境、使用条件
・コンクリートの中性化について
[質疑]
・最終目標、展望は。
・ひび割れを現象として見て設計手法として取り入れたいのか。
・コンクリートひび割れの絵画はどういった意図なのか
・実際に絵画の塗料はひび割れているのか
・ひび割れの中身、根拠といったものを明らかにして別のことへの転換してみたい
[発表]
・レッドハウスについて ゴシック建築の復興運動やラファエル前派の運動に賛同し中世的な家を友人に建ててもらい自分自身で装飾。ピクチャレスク的
・社会主義 東方問題協会、古建築保護研究会を通して自分の考えを発信
・モリスの世界観 「美」が全て。単なる外見の一面的な美ではない
・革命思想 確固としたものがない。人間の心の中の変革
[質疑]
・レッドハウスのピクチャレスク要素はどこにあるのか
・革命思想について
・教育とはどのようなことを教えていたのか
古谷優実「日本における街区型集合住宅と都市計画の関係」
[発表]
・研究のマッピングについて ヨーロッパの都市計画と日本の都市計画と街区型集合住宅
・ヨーロッパの建築街区の歴史と都市空間機能
・街区型の建築 パリ大改造計画、アムステルダム派、フランクフルト、300万人の都市計画
[質疑]
・パリ大改造計画の街区割とアムステルダム派の街区割の違い
・外部空間と中庭について
・都市計画と実際に街区に建つ家屋の計画(中庭、ファサード等)がどう関係するか
・建築家などが街区型を提案として使っていくのはいつ頃からか
・ファサード後部に配置された建築素材とは何か
ゼミは終わりましたがプチゼミ旅行中にサブゼミD班の発表で春学期青井研の最後のゼミとなります。議論が盛り上がり楽しいサブゼミ発表にしたいと思っています。
M2 芦谷