2016 7/20 ゼミ発表 A班
今日の発表はゼミA班(門間、保川、中井、中村)の発表です。
明日が青井研恒例のプチゼミ旅行なので水曜日と木曜日のゼミ、サブゼミが交換となっています。プチゼミ旅行、C班のサブゼミは近日公開するブログをご覧ください。
keyword:近代復興、災害救助法、廃墟、ジンメル、民俗的稲荷、民間信仰、東京湾岸部、公共圏
門間 翔大「「建築と災害」に関する研究―1920―90年代の災害に関する種々の実践に注目して―」
[発表]
•「近代復興」とは
•「災害救助法」と「災害救助基本法」 吉川 仁「被災後対応の歴史に学ぶ―災害対策の新しい枠組みに向けて」『建築雑誌』(日本建築学会 2013.03)
[質疑]
•法律を書く行政側は空間に対してどのような態度なのか
•吉川さんの文章は何を対象としている文章なのか
•災害復興に関する法律はあるのか
•災害対策基本法と災害救助法の2つがあるがどのような違いがあるのか
•災害救助法に焦点を当てれば良いのではないか
保川 あづみ「廃墟」
[発表]
•芸術家たちが廃墟に何を見出したか
•ゲオルク・ジンメルの「廃墟論」
•廃墟の分類
•廃墟…線による時間と点による時間の2つが流れているもの
[質疑]
•クノップフの見捨てられた都市の説明にある強烈に死を感じるとはどういう意味なのか
•ジンメルの重力と魂の詳しい説明
•廃墟の第2の魅力とは何を第一と置いたときの第2なのか
•自然の力と人間の力の両方が働いている時が一番美しい状態なのか
•空き家と別荘などは時間の期間が重要なのではないか
中井 希衣子「稲荷信仰と都市」
[発表]
•稲荷の分類 (1)神道的稲荷 (2)仏教的稲荷 (3)民俗的稲荷
•直江廣治「稲荷信仰」(1983 雄閣山)より
•都市民俗学、フィールドワークに向けて(お稲荷さんmap)
[質疑]
•真言密教とはどういうものなのか
•研究体系の年表の中で書籍から出ている線は何をあらわすのか
•各研究者の中で分類がぶつかる事はあるのか
•お稲荷さんmapの中に民俗的稲荷は含まれているのか
•五来重さんの研究の仕方はどういうものだったのか
中村 彩「東京湾岸部の位置付け」
[発表]
•東京臨海部の埋立ての歴史
•年代別埋立状況からみる東京港と横浜港の特徴
•港湾管理者以外の埋立事業について
[質疑]
•民間が行った埋立地建設もあるのか、もし関わるのなら土地経営に関わるのか
•埋立の形の計画を立てるのは誰か
•海面利用の法的扱いはどうなっているのか
•東京湾の海面は誰が所有しているのか、開発の許可権限は誰にあるのか
•公共圏を含めた都市研究になるのでは
今日は春学期最後のゼミでした。みなさん研究が進んでいるように感じました。夏休みを利用して各々の研究がステップアップできるように頑張りたいと思います。
M1 芦谷