サブゼミA班第二回発表
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A班第二回目の発表は
ヴィンセント・スカーリー著長尾重武訳『アメリカ住宅論』(鹿島出版会 1978)
を取り扱いました。
今回の発表では前回の発表での反省を踏まえて、冒頭で発表全体の流れを説明し、写真をスライドで映して説明しました。
(パワポでの説明を練習する池田)
この本の主軸としては1880年代に絶頂期を迎えた「シングルスタイル」が1959年〜1974年の過去15年にアメリカの建築家たちに及ぼした影響についてが取り上げられていますが、著者スカーリーの当時の立場としてホワイト派への報復も背景に読み取ることができます。
グレイ派とホワイト派とは1970年代初めの論争で、グレイ派は一般人を大切にする庶民主義でホワイト派は貴族を味方につける貴族主義とされていました。グレイ派の主な建築家はスカーリーが中心となっており、ホワイト派はコーリン・ロウを中心とする集団です。
この本を読んだことでアメリカの住宅の形態を読み取り、建築家同士の考え方の対立を感じ取ることができました。また、日本における建築家の対立関係も理解しやすくなったように思います。
B4 池田