2016 ゼミ発表 C班 2回目
ゼミのローテーションが早くも2回目が回ってきました。
今回も大変議論が盛り上がりました。
大山 直人「無計画的カオスの大久保と、計画的カオスの吉祥寺ハモニカ横町のリサーチ」
[発表]
・難民から移民へのテーマの拡大
・移民が街に入ってくることでの変化を追う
・大久保の街並みは外国人=マジョリティ、日本人=マイノリティーという日本での構図の反転
・ハモニカ横町の概略、まちづくりのプロセス、ハモニカ横町ミタカ
・カオスの無意識による形成(大久保)、意図的な形成(吉祥寺)
[質疑]
・ハモニカ横町ミタカは意図的なコピーであるがそれをどう思うのか
・大久保のエスニック化はいつ起こったのか
・大久保で統括プロデューサーの不在と言うがしっかりとオーナーがいるのではないか
・そもそも闇市はしっかりとした統制のとれた空間なので闇市=カオスは間違い
・前回の事例(蕨、いちょう団地)ではカオスが残ってないのか
・資本主義との関係はあり、違いが生まれているだけでは
寺内 達也「DIYと建築」
[発表]
・DIYとホームセンターの設立
・セルフビルドの事例 沢田マンション
・商業システムの変化 加工を必要とせず組み立てがなされる
・足立 幸一『建材流通におけるホームセンターと専門店の業態盛衰』(立教大学 修士論文 2014)につ いて
・DIYシステムからライフスタイル、生活空間の考察ができるのでは
[質疑]
・論文内での災害とはいつのものを示しているのか
・ホームセンターは全国的なものなのか、建材館とはなにを指すのか
・調達の仕方が変わるだけでなく業態の変化は起こりうるのか
・リノベーションなどではホームセンターは活用されるのでは
・日本でDIYが普及しないのはなぜか
西 恭平「庁舎建築の計画・設計過程とその実態から見る民と官」
[発表]
・庁舎と政治について 県庁舎の象徴性の低下、県庁舎から市庁舎へ
・建築と権力 権力を表現する手段としての建築が外国では求められるが日本では求められない
・地方都市とモダニズム建築 戦後の地方都市では政治家と建築家が結びつく
・市庁舎建築:行政とは切り離すことのできない公共建築
・事例:町田市庁舎 市民ワークショップの開催
[質疑]
・民と官というのは具体的に何を指しているのか
・どこに注目していくのか
・庁舎建築を見ることで民と官の関係が見えるのか
・民と官のせめぎ合いとは違うのか
・民の論理が建築にどのように出てくるのか
・市庁舎を開くことは市民側が求めていることなのか
・まちづくりではなく庁舎にこだわる理由はあるのか
弓削多 宏貴「1960年代から1980年代にかけて行われたデザイン・サーヴェイに関する研究 -社会風潮 の中の建築家の言説・取り組みに注目して-」
[発表]
・松山 巌「ブリコラージュの街」『アーバン・ファサード』について
・元倉真琴の卒業設計:個からの出発にこだわる、最後の形は二義的なもので問題はプロセスと方向性 にある
・装飾:ものの創造の一番最後にくるが、ものに対する人の意思が最もよく反映されるものだと考えら れる
・サーヴェイで装飾を見ることで物と人との直接的関係を考える
・元倉真琴さんへのインタビュー
[質疑]
・個から全体へという考えに至る事件がなんだったのか
・68年の学園紛争について触れないのはなぜか
おつかれさまでした
M1 芦谷