6/6 ゼミ発表 A班第二回

こんにちは今回はA班第二回のゼミ発表を報告します。

発表者はD3陳、M2林、M1青木、B4神崎です。

 

D3陳 「嘉義中心部の都市発展から観る北門駅周辺 〜北門駅市街地開発の前提〜」

 

嘉義県城は彰化県城と台南府城の間に位置する嘉義県城は第一次大戦後に人口がそれ以前の二倍(30万人弱)の都市で、北門駅は嘉義県城北部に位置している。

今回の発表は支配者出る植民地政府と被支配者である台湾の資本や民衆、そして植民地で経営される産業の関係性から、嘉義市街地形成の要因を探り出す事についての発表だった。

 

 

M2林 「同潤会木造住宅事業からみる東京近郊住宅地形成史」

 

今回は修士論文の章立て及びフレームについて発表してくれた。

同潤会の木造住宅事業を時代的に大きく三つに区分し、その中で同潤会がどのような役割だったかを三つのケーススタディーから明らかにします。例えば、初期は震災復興の住宅不足を解消する事が目的であったのが、後に宅地スプロールの起爆剤(ブランディング?)としての役割を担うようになってきたのではないか等、これからそれぞれのケーススタディをより深めていく事で同潤会木造住宅事業が東京近郊住の宅地形成とどのように関わってきたのか、変わってきたのかをより明確に、鮮明にしていきます。

 

 

M1青木 「神代研究室デザイン・サーベイに関する研究」

 

神代研究室のデザイン・サーベイは1967〜1980までほぼ毎年行われており、初期は辺境の漁村集落中心に調査していた。そのなかで神代氏は200戸1000人を集落の理想的な規模であると提唱しており、なので調査対象地もおおよそこの規模と一致している。また集落内で組を構成する戸数とその集落の生産体系(捕鯨や海女等)が密接に関係している事が青木の作成した表から明確に観れてとても興味深かった。

毎回興味深く聞かせてもらっているが、今後も神代研究室デザイン・サーベイの着眼点やその変遷を聞くのがとても楽しみだ。

 

B4神崎 「神保町を紐解く」

 

前回紹介してくれた東京町古書会と、古書会の所有しているビルである図書倶楽部会館の成立過程を紹介してくれた。この図書倶楽部会館には古書取引の市場が入っているのだが、この会館の成立が古書業界独自の組織化や古書業界における神田の重要性を高めた要因になっているようだ。

今後はこういったリサーチを含めて後期の卒業設計にどう繋げようとしているかも聞いていきたと思う。